熟したブラックベリーやダークプラムのアロマに、スパイスのニュアンスが加わります。フルボディでふくよかなテクスチャーを持ち、熟したブラックベリー、ダークチョコレート、リコリス、スパイスの豊かでジューシーなフレーバーを味わうことができます。ソフトでベルベットのようなタンニンに、深みがあり、ブラックベリー、ミルクチョコレート、スパイスのミディアムからロングな余韻が残ります。
カーティスファミリーヴィンヤードは、マクラーレン・ヴェールのすぐ西に位置しています。このブドウ畑は繁栄しており、ここで造られる人気のマクラーレン・ヴェールワインは現在オーストラリア全土および輸出市場に出回っています。 ヨーロッパからオーストラリアにやって来た移民が、苦戦しながらも古い世界の価値観や経験を生かして上質なワインを生み出したという、まさに古いものが再び新しさ獲得したストーリー、それがカーティスファミリーヴィンヤードの物語。 カーティスファミリーヴィンヤードの新しい顔ぶれは、マーク、トーマス、ジェナで、マクラーレン・ヴェールのすぐ外れのブドウ畑に住んでいる父親、クラウディオ・カーティスの指導の下ヴィンヤードを切り盛りしています。カーティスという名前は、ローマ帝国時代のラテン系の人々にルーツをもち、西暦1世紀および2世紀の名家であるカーティスに由来するものと考えられています。 記録によると、西暦2世紀前後にイタリア中部のラテン系民族によって開拓された町・チェルヴァーロで、1471年にカーティス家の名前が最初に確認されました。 チェルヴァーロは、モンテ・カッシーノ修道院の南約10キロに位置しており、第二次世界大戦中に連合軍とドイツ軍がイタリアで戦った最も苦い戦いの場の一つでもあります。1499年に枢機卿レオポルド・デ・メディチは、チェルヴァーロ周辺地域の教皇の土地を管理する権限をパオロ・カーティスに割り当てました。パオロ一家はその豊かな土壌にブドウ畑とオリーブ畑を作り、今もなお子孫たちによって栽培されています。彼らは主要なワイン生産者一家となり、ナポリやローマから大都市の商人へ商品を販売しました。第二次世界大戦で、ワイナリーや樽の貯蔵庫として使用していた建物に被害を受けましたが、より壊滅的だったのはブドウネアブラムシがブドウの苗木に寄生したことで、ブドウ畑にひどいダメージを与えました。一部は再度植栽され、今日も収穫されており、若き日のクラウディオ・カーティスが最初にブドウ畑に関わるようになったのはこの植え替えが行われていた最中でした。彼の両親は新しいブドウのツルの導入を提案しましたが、クラウディオは新芽を取り除くことで事態を好転させようとしました。以降、カーティス家は1973年からマクラーレン・ヴェールでブドウの栽培とワインの生産を行っています。 今日、カーティスファミリーはオーストラリア市場向けの複雑味のあるプレミアムワインの開発に力を注いでいます。 素晴らしいマクラーレン・ヴェールワインに対するカーティスファミリーの情熱を示すプレミアムワインです。
タイプ | 赤 |
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ワイナリー | カーティスファミリーヴィンヤード |
ボトルサイズ | 750ml |
生産地 | McLaren Vale |
アルコール | 14% |
品種 | 100% カベルネ・ソーヴィニヨン |
ヴィンテージ | 2019 |
栓 | スクリュー |
ボディ | フルボティ |
栽培/醸造方法 | Aged 24 months in new American oak barrels. |